2010年に買った携帯電話、パナソニック931Pの調子が悪くなった。

二つ折りを開くたびに「ネットワーク自動調整を行います よろしいですか?」と言ってきて、「YES」を選んでしばらく待つと、

「ネットワーク自動調整に失敗しました」となる。非常にわずらわしい。それだけでなく、ネットワーク自動調整ができないと、カメラ機能が封じられてしまうことに気付いた。不便である。それだけでなく、今のところ通話はできているようだが、非常の連絡が入った時に壊れていたりしたら恐ろしい。
観念して機種変更をすることにした。ゼロ円端末に変えてもらうには、直営店へ行かなければならない。ほぼ2年ぶりに東京都心へ行くことにした。
直営店に電話予約した時間まで余裕があったので、表参道のカワイに行き、MP11SEを試奏させてもらった。防音室の中にセットされていて、何とも狭く、椅子を正しい位置(おへそがC3)に置けない体たらくだったが、それでも、MP11SEの良さは十分にわかった。
MP11もそうだったが、MP11SEは、音を作ろうという気持ちにさせない。そこにある音で十分気持ちよく、ずっと弾いていたくなる。音色による違いは微妙で、例えばグランドピアノだと、SK-EX、EX、SK-5から選ぶが、その差はごくわずかである。ちょっとタチが良いとか、そういうレベル。三つのうちのどれを選んでも何でも弾ける。使えない音色が入っていても仕方ないので、これはこれで立派だと思う。
MP11SEは、ライブ、スタジオで使う電子ピアノとしては、ベストだと思う。電子ピアノの購入を検討する際は、ぜひ試奏すべきだ。
プッシュボタンの感触は手持ちのMP9500には負ける。液晶ディスプレイは、今どきの製品としては低品質だ。音色数は少ないが、外部に音源を用意すればよいことだろう。音色がたくさん欲しいなら、256音色を持つMP7SEを検討するのもよいだろう。ホイールは、センターに少し出っ張りがあるもので、どうしてMP9500のようなへこみにしてくれなかったのかと思うが、出っ張りはごくわずかなので、耐えられないほどではない。MP11SEの上記の特徴は、いずれも大したことではない。エクスプレッションペダルは1個だが、これは外部で増やすことも不可能ではない。
ただ、私がMP11SEを買うかというと、アフタータッチがないという1点でひっかかる。両手で弾きつつビブラート量を制御するのは、アフタータッチが好ましい。シンセの音色のオーディションをする場合、音色に仕込まれたアフタータッチのシカケがあるかどうかを確認することは、絶対に必要である。
となると、手持ちのMONTAGE 6やNord Stage 3 HP76などを選んでしまうんだよなぁ。
カワイ表参道を出てFive Gへ。「カラン」と音を立てて入ったら、「すみません、15時からです」と言われて引き下がった。残念。
Rock oNは予約制であったが、空いていたので入れてくれた。ワゴンセールはなかった。中古類も値札がなく、すぐ買えるような状況ではなかった。ローランドSP-404MKIIは初めて見た。写真で想像していたのより大きく、パッドとつまみがしっかりした感じで好感を持った。モーグのMother-32とDFAMとSubharmoniconは想像していたのより小さく、これだとちょっと買う気がしないかも、と思った。店頭で実物から得られる情報ってある。
えちごやでは100円ケーブル箱を少しあさったが、収穫なし。Ensoniq TS10の鍵盤はパタパタして、今さらこれを買わんでもいいか、と思った。コルグOpsixのスライダーは価格相応かな。
ミュージックランドKEY渋谷店は見付けられなかった。記憶があやふやであったからだ。
原宿から渋谷へ歩き、路面店が撤退して「テナント募集」の札がかかっている物件を多く見かけた。渋谷の中心部ではそういうことはないが、少しそれると、新型コロナウイルス感染症の痛手が感じられた。
歩き回るのに疲れたので、予約してあった携帯販売窓口に早く入り、予約を繰り上げられないか聞いてみた。お願いは聞いてもらえた。手続きをして、931Pは使えなくなり、富士通arrows Weを使えることになった。下の写真の右側にあるのがarrows Weだ。

販売価格が2万円程度で、私の場合ゼロ円端末になる機種は、3製品の在庫があった。「OPPO A55s 5G」「arrows We」「Redmi Note 9T」である。モックアップを出してくれて、わずかに小さいarrows Weを選んだ。事前に、せっかく更新を遅らせたのだから、2021年12月に出たOPPO A55s 5Gかarrows Weにしようかと思っていた。画面の大きさ、美しさより、ウエストバッグやポケットに入れる際の収まりの良さを優先してarrows Weにした。選べるなら日本ブランドの方が、という気持ちもあった。
まだ買ったばかりなので特に印象はないが、帰宅して充電する際に、Power Delivery対応のACアダプター(エレコムの「ACDC-PD0145BK」)で充電したら、充電が短時間で終わるように感じた。いろいろと、改良がされているのだなぁ。
店頭で説明を受けて驚いたのは、テザリングに別料金580円/月がかかるということであった。せこい…。とりあえずそのオプションは付けず、上の写真の中央にあるデータ専用のWindows Phoneをテザリング用にもう少し使うことにした。引退させられると思っていたんだけどなぁ。
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