Arturia KEYSTEP 37のシーケンサーとアルペジエーターを試す
Arturia KEYSTEP 37とCakewalkの組み合わせを試している。Cakewalkをクロックマスターにして驚いたのは、Cakewalkの再生を始めるとKEYSTEP 37のシーケンスの再生が始まってしまうことであった。Cakewalkの側で、クロックは送るけどスタートは送らない、という指定ができればよいのだが、どうも見当たらない。
昨日打ち込んだシーケンスを、KORG Collection M1の「70s Stage EP」(下画面)で鳴らした録音を示す。
KORG Collection M1 "70s Stage EP" with Arturia KEYSTEP 37 Sequencer
かえるの歌をKEYSTEP 37にステップ録音した。KEYSTEP 37のシーケンサーは、押すキーを変えるとトランスポーズする(しない設定も可能かもしれない)。今回は、ド、レ、ミで3回再生した。
KEYSTEP 37のシーケンスは、MIDI Control Centerというソフトで管理できる。
打った覚えがない音が2個入っていた。どうしてなのだろう。この画面では、けっこう細かい編集ができるようだが、やりたいかと言われると考えてしまう。KEYSTEP 37のシーケンサーは最大64ステップで、かえるの歌1回はその長さになった。
Cakewalkを走らせた瞬間にシーケンスの再生が始まってしまうのはかなり困る。KEYSTEP 37のスイッチでアルペジエーターに切り替えると始まらなくなるのだが、その状態だとアルペジエーターはスタートしており、キーを押さえるとアルペジオが始まってしまう。これもかなり不便である。
あれこれやって、「Arm to Start」を「On」にすると、アルペジエーターが自動でスタートしないらしい、ということを発見した。
マニュアルには「Determines the start/stop behavior of the sequencer when working with external clock sources」「外部クロックに同期している場合のシーケンスのスタート/ストップの挙動を設定します」と記されている。
アルペジエーターなしで少し弾き、アルペジエーターを走らせて少し弾き、アルペジエーターを切って少し弾いて録音したのがこれだ。
Arpeggiated "70's Stage EP" & Session Drummer
最初のコードの部分は8分でクォンタイズした。その後はクォンタイズをかけなかった。タイミングが合っているのかどうか疑問だったので、ドラムスを重ねてみた。大きくずれてはいないようだ。
KEYSTEP 37の同期の設定は、背面のディップスイッチで行う。あまり変更してほしくない、という雰囲気だ。使いやすいのか使いにくいのか、今一つ判断しかねる。
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