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カテゴリー「Kurzweil」の40件の記事

2018/06/12

久々に模様替え

五十肩になって模様替えの気力をなくしていたのだが、Eventide Eclipseを落札して、どこかにそれの場所を作らないとなあ、ということになり、どのように変えようか考えた末、けっこう大きめの模様替えとなった。

机右手はこんな感じ。鍵盤はDave Smith InstrumentsのProphet 08 PE。
20180612a_right

これまで右手にあったMONTAGEは左手に移動した。左手にあったEX5は押し入れに移動。
20180612b_left

Eventideは憧れのブランドで、一度は買いたいと思っていた。また、ディレイが少ないのも気になっていた。96kHzでデジタル接続できるディレイはSPX2000だけで、それはそれで好きなのだが、これをディレイに使うと他のエフェクトは使えない。TC Reverb 4000はリバーブ専用機だ。

MoogのMF-104にも憧れていて、でもこれは買いそびれて(新品をキャンセルしてしまって後悔している)、それじゃデジタルにするか、ということで物色し、気になっていたのがEventide TimeFactorである。でも、これはギター用の床置きタイプで、キーボードではどうも使いずらい。また、デジタル入出力がない。DSP4000とかも見たが、96kHzデジタル入出力ができるものはあまりない。

H9000が登場して、OrvilleやH8000の中古が出始めた。Orvilleも惹かれたが、まだ高い。Eclipseが、なんとか手の届きそうな価格で出てきた。OrvilleとEclipseのどちらを狙うか、迷った時は安い方である。

Orivilleはデジタル4入力4出力、アナログ4入力4出力というすさまじさである。Eclipseは2入力2出力で、ルーティングもあまり幅がない。でも、その方が使いやすいかも、Eventide初めて買うし、というのはある。Orvilleにはマスタリングエフェクトが入っていそうだが、EclipseにはTimeFactor、ModFactorの互換プログラムがある(かもしれない)。うーむ。

ということでEclipseを落札して、届くのを待っている。

今回は結局、ADI-8DDのAES/EBU入出力8チャンネル分を、すべてエフェクトのセンドリターンに使うことにした。TC Reverb 4000、ヤマハSPX2000、Eventide Eclipse、Lexicon PCM90である。PCM90は96kHz対応ではないので、interM DSPblueで48kHzに変換してPCM90に入れ、PCM90からのリターンはADI-8DDでサンプリング周波数変換を行う。うちのPCM90は、アナログ入出力がちゃんと動かないと思うのだが、デジタル入出力なら大丈夫である。

今回の一つ前のセッティングはアナログのシグナルプロセシングを重視していたが、今回はそれはなるべく少なくした。TL AudioのO-2031が、ミキサー機能を買われて生き残っただけである。EX5をしまったのは、そこで使っているスタンド(Nord C1/C2用)が、小さい鍵盤を置けない仕様であることが嫌だったからである。テーブルの方を開けておいて、そこに自由に鍵盤を置きたかった。

テーブルに最初に置いたのはAKAI VX600だったが、これは鍵盤が少ないし、ホイールもないし、ペダルも接続できない。これはきつい、ということでProphet 08にした。TC Reverb 4000をかけた音をお一つ。

Hard Pad


「20180612a_Prophet08_1_65_HardPad.mp3」をダウンロード

以前Prophet 08を弾いて録音していた時はエフェクトをかけなかったのだが、つまらないことをしたと思う。リバーブを少しかけるだけでかなり違うものになるからだ。華やかでアフタータッチがかかり、気持ちがよい。

テーブルの上のラック音源のうち、K2500だけはつないで弾けるようにした。

Acoustic Piano


「20180612b_K2500_1_AcousticPiano.mp3」をダウンロード

K2000にも入っている昔々のピアノである。でも、新しいリバーブをかけると違う。あと、O-2031のEQで上を少し削っている。

K2500は、HDDと冷却ファンの音がちょっとうるさい。

H2

2018/04/27

TL Audio O-2031にシンセ4台を注入

20180427c_rackisfull

机右手に置いたデスクトップラックスタンドを満杯にした。MONTAGE6を置いて隠れてしまう下2U分は何も入れていない。その上に、Kurzweil K2500R、E-MU E5000 Ultra、Akai VX90、art nouveauのエンハンサーX-594、MOTUのMidi Timepiece AVを入れた。

K2500Rはこのところ定番である。シンセとして楽しく、サンプラーとして楽しい。エフェクトがノイジーで使えないため、MONTAGEでエフェクトをかける。K2500RはE-MUのCD-ROMが読めないし、EnsoniqのCD-ROMも今一つな時があるので、E5000 Ultraも捨てがたい。このところE5000 Ultraを弾いていて、ピアノの音が一番いいのはもしかしてこれかも、と思うようになった。VX90はアナログポリシンセである。このところ、アカイのVX90、VX600がお気に入りで、しばらく使ってみようと思っている。

X-594は今回、MONTAGEの出力を入れた。ネットオークションでAphex Aural Exciterが出ていてほしくなったのだが、家にあるものを使うべきだろうと思った。X-594はアンバランスなので、MONTAGEからアンバランスケーブルでつないでいる。つまみで倍音を付加できて、PCMシンセによい。

MIDI TIMEPIECE AVは、MONTAGEのMIDI出力を3つに分配するのに使っている。MIDIスルーでつなぐと、使わないものまで電源を入れねばならない。K2500RとE5000 Ultraは動作音が大きいので、使わない時には電源を入れたくない。

今回の配線のキモは、4台のシンセの音をすべてTL Audio O-2031に入れていることだ。O-2031には3系統の入力があり、それらが混ざる配線になっている。E5000 Ultraの出力をO-2031のバランス入力に、MONTAGE→X-594をO-2031のアンバランス入力に、VX90のリア出力をSE-300に通したものをO-2031のフロント入力の左に、VX90のフロント出力をO-2031のフロント入力の右に入れた。SE-300のエフェクト音は左チャンネルだけに入る。

音をお一つ。

VX90 SQUARE1 + MONTAGE BLOCKh


「20180427b_AkaiVx90AndMontage.mp3」をダウンロード

VX90のパルス波リードと、MONTAGEのFM音源によるウッドブロック風の音をレイヤーしたもの。レイヤーで音を作るのは苦手だが、これから少しずつ練習していきたい。

H2

2018/04/13

Kurzweil K2000RJのバックライト交換をお願いした

20180413a_k2000rjbacklightupdated

Kurzweil K2000RJのバックライト交換を、技術を持っている方にお願いしてやっていただいた。上の写真ではムラがあるように見えるが、それはモノが映り込んでいるせいで、それは私の撮影技術の問題である。以前より良くなった。

音をお一つ。

PianoFF at K2000RJ with TC Reverb 4000


「20180413a_PianoFFAtK2000RJWithReverb4K.mp3」をダウンロード

K2500RとK2000RJ、K2000RJは予備機かなあ。

H2

2018/04/08

Yamaha EX5のピアノを作る3

20180408a_pianoffonex5

EX5にピアノを入れる、をまだやっている。EX5でうんざりしてK2500Rに逃げていたのだが、A4000付属CD-ROMからの移植はやっぱりなかなかうまくいかない。A4000で正常に再生でき、サンプルをWAVでエクスポートして、それをK2500RやEX5に読み込ませて再構成する、という作業なのだが、ステレオのサンプルはRチャンネルのループが壊れる。モノラルのものだけでよしとしようかと考えたが、悔しい。何か方法はないものかと、ネットで検索したら、次の文章を見付けた。

「Awave Studioというソフトを使うと、ヤマハのCDのサンプルをWAVで抜き出せる。」

え?と思った、なんと、5年前に自分が昔書いた文章である(リンクはこちら)。

パソコンの光学ドライブにCD-ROMをセットすると、拡張子のないファイルが大量に並んでいる。名前も番号がほとんどでワケがわからない。Windowsの「送る(shell:sendto)にバイナリエディタBZを入れて、それでASCII文字を確かめながら音を探す。「SMPL」というフォルダーに入っているのがサンプルデータらしい。AwaveでA3000サンプルとして開けるし、WAVに変換してK2500Rで再生できる。左右が別のファイルになっているので、ループ崩れも生じないようだ。

CFを探してK2500R用にコンバート。でも、一番気に入っているのは「Close」「Micd」なので、続いてそれを探す。ファイル名は違うが、下の図の「Piano FF」が元音ではないかと見当をつけた。
20180408b_awaveopensyamahacdrom

ノートナンバー42は右チャンネルしかないので、これは無視。他の34ファイルをWAV化してK2500Rに移植。続いて、44kHzに変換してEX5にも移植した。

EX5 PianoFF


「20180408a_PianoFFonEX5.mp3」をダウンロード

ステレオ感を過度に強調していない。ある程度芯があって、コロコロした感じ。このプログラムではエフェクターを使っていないが、それでこれだけの音になるのだから、けっこういけてる。つぶれた感じになっているのも、使いやすい。

K2500R PianoFF


「20180408b_PianoFFonK2500R.mp3」をダウンロード

同じサンプルを使っているが、上のEX5版とは雰囲気が違う。EX5版は12dB/Octaveのローパスフィルターをかけているが、K2500Rでは、アルゴリズム1の長いパーツで24dB/OctのLPFをかけている。音の違いの大きな要因はそこかもしれない。

強く弾いた時に倍音が多くなる、を表現するのに、どうしてもLPFを使うんだよね。シンセが持つフィルターの特性が音を左右する。

EX5では、ステレオのウェーブ「PianoFF」の他に、左チャンネルだけを使った「PianoFFL」、右チャンネルだけを使った「PianoFFR」も作った。通常は普通にステレオで使えばよいと思うが、モノで使いたい場合もあるだろうし、モノウェーブを2エレメントに読み込んで振り分けてもいいかもしれない。

EX5のフラッシュメモリーに入れて、すぐ弾けるようにした。これだけで5MB以上を消費してしまうが、ピアノの音が違うとPCMシンセは別物になるので、やはりこれかな、と思う。

H2

2018/04/06

Yamaha A4000からKurzweil K2500Rへ移植

20180406e_a4k_k2500r

ヤマハA4000でエクスポートしたWAVをヤマハEX5に移植してみていたのだが、今回試したデータはループが壊れることが多く、嫌になってきた。K2500Rに移してみるか、とやってみたのがこれ。

Yamaha A4000 MiniSaw1


「20180406a_A4KMiniSaw1.mp3」をダウンロード

シュワっとしたシンセ音。minimoogらしいかどうかは知らないが、悪くない音である。

Kurzweil K2500R MiniMG1


「20180406b_K2500MiniMG1.mp3」をダウンロード

K2500Rに移植した音。低い方のサンプルを読み込めなかった、エフェクトはMONTAGEのコーラスとリバーブで済ませている、という簡易なものではあるが、なんというか、雰囲気を継承することはできている気がする。

A4000もK2500Rも、操作に不慣れでよくわからない。でも、使っているうちに、少しずつ理解してきたとは思う。

Kurzweil K2500R SoftLead


「20180406d_SoftLead.mp3」をダウンロード

MiniMG1はフィルターをかけていなかったが、その後「4POLE LOPASS W/SEP」を追加して、ちょっと絞ってみた。レゾナンスがマイナスに設定できるのにちょっと驚いたが、ここでは「1.0dB」としている。

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Kurzweil K2500Rにハードディスクを内蔵

Kurzweil K2500Rにハードディスクを内蔵した。QuantumのATLAS 73GBである。
20180409a_atlasink2500r

上の写真はごちゃごちゃしてわかりにくいが、右側にあるドライブケージの一番上に入っているのがATLASだ。ドライブケージの一番下にはMOドライブが入っていて、それは前面から操作できるようにしてある。そうしないとMOの出し入れができない。

このK2500Rを買った時には、FDDと1GBのハードディスクが入っていた。MOを入れて、FDDとHDDは外した。MOの容量が540MBで(640MBのディスクはK2500RやK2000RJでは使えない)、HDDが1GBというのは、どうも差がないなー、と思った。

メモリーを128MBに増やし、大きなデータも使ってみようかということになると、少しでもロードを速くしたい。また、ヤマハA4000とE-MU E5000 UltraにHDDが入っているのに、K2500Rだけないのも、かわいそうな気がしてきた。また、K2500Rのマニュアルを読んでいると、2GBのパーティションを4個まで、計8GBまで使える、と書いてあったので、それを試してみるか、という気持ちになった。

手持ちのSCSI HDDをチェックしたところ、50ピンのものは前述した1GBしかなく、他は68ピンか、80ピンSCA(Single Connector Attachment)であった。68ピンを50ピンに変換する基板が見つからない。あると思ったのだが…。80ピンSCAを50ピン化する基板はあった。そんなわけで、SCAのATLAS 73GBを選択。

このATLASは1万回転/分であったと記憶している(自信はないが)。AKAI S6000に入れた時は、電源の容量不足で不安定になることがあり、あまり良い印象を持ってはいない。起動時の怪鳥が鳴くような音は、まあ、欠点というほどのものではないけれども。

K2500Rで無事認識した。
20180409b_atlasrecognized

フォーマットもできた。4個あるパーティションは、下の画面で選択する。パーティションIDはゼロから3だ。
20180409c_selectpartition

パーティション「1」(IDはゼロ)の情報を表示した様子。約2GBあることがわかる。
20180409d_partitioninfo

2GB×4=8GB。73GB(70GB)のHDDのほとんどは使われておらずもったいない気もするが、押し入れに入れておくよりはマシか。

K2000RJやK2500Rは3Uの箱にしては異様に重いのだが、ATLASを入れたため、さらに重くなった。デスクトップラックスタンドに入れるのが大変である。

H2

Kurzweil K2500Rのメモリーを128MBに増量

所有しているKurzweil K2500Rの搭載メモリー量は64MBである。これで十分と言えば十分なのだが、amazonでメモリーを売っているのを見て、衝動買いしてしまった。
20180408a_30pin128mb

9775円+送料2999円。海外発送なので送料が高い。

私が最初に買ったサンプラーはDigidesign Samplecell PC(ISA)であった。1993年か94年に、米国にいる知人に買って送ってもらった。秋葉原で4MBの30ピンSIMMを8本買って32MBにした。当時、1本2万円くらいしたと思う。8本で16万円だ。よく買ったものだ。我が家のK2000RJとK2500Rはいずれも30ピンSIMM で、「30ピンSIMMなんてもう入手できないだろうなー」と思っていた。それがamazonで売っている。うーむ。ということで、買ってしまった。

ラックにK2500R、ヤマハA4000、E-MU E5000 Ultraの3段重ねをやって、ヤマハとE-MUが128MBなので、K2500Rがそれより少ないのが、どうも許せないなー、という気持ちもあった。

装着した様子がこれ。
20180408c_8simmsinstalled

メモリースロットの上に出力端子のボードが覆いかぶさっているので、それを外さねばならない。物置の工具箱から差し替え型のボックスレンチを持ってきて使った。これがないと作業時間が長くなるし、傷付けることにもなるだろう。

で、下のように認識した。
20180408d_128mbinstalled

スムーズにことが運んだなあ、と思ったら甘かった。サンプルを読み込ませて鳴らすと音がおかしい。

いろいろと試行錯誤の末、今回買った8枚の中から4枚を装着して動く組み合わせを見付け、残りの4スロットには以前に装着されていた4枚を入れた。これで128MBで動くようになった。

今回買った8枚のうち、何枚かは不良品である。でも、交換してもらうのも面倒なので、これでよしとする。

残った4枚をK2000RJに入れたところ、64MBと認識したが、やはり音がおかしい。K2000RJは4枚同じものを入れないと動かないように思われる。とりあえず、以前から入っていた4MB×4=16MBに戻した。

K2500RとK2000RJを、64MBにして動かす手もあるかもしれぬ。

H2

2018/4/8追記

K2500Rでサンプルの再生ができなくなった。仕方ないので、今回購入したメモリーモジュールはすべて外し、以前の64MBい戻した。高い勉強代だった…。


2018/03/24

Kurzweil K2500RでRoland CD-ROMを読み込む

20180324a_teaccddrive

Kurzweil K2500RにTEACのCDドライブ「CD-R8240S」を接続した。CD-ROMをMO化して読み込ませると、保存時にMOを入れ替えなければならず、これが面倒であったためである。PC2Rに覆いかぶさっているように見えるが、椅子が低いのでPC2Rの操作はさほど不自由ではない。

昨日はAKAI、ENSONIQのCD-ROMを試した。今日はローランドである。まずはL-CDP-10だ。
20180324b_rolandlcdp10

今回読み込んだ音の一つを紹介する。

PNO:MarkVa


「20180324a_MarkVa.mp3」をダウンロード

ベロシティで3レイヤーしたRhodes MarkV。アンプエンベロープを作らないと持続レベルが高すぎるので、まずはそこから。また、ベロシティのスイッチがどうも今一つだったので調整した。微妙にノイズが出るので、レベルも少し落としたりしている。コーラスやリバーブ等のエフェクトは、今回の録音では使っていない。

ローランドのサンプラーは買ったことがない。ローランドのCD-ROMは4枚ある(たぶん)。AKAI S6000で読み込むと、うまくいったりいかなかったりする。K2500Rの方が、S6000よりはマシではなかろうか。

K2500Rは、AKAI、ENSONIQ、ローランドのCD-ROMが読めることがわかった。E-MUはダメっぽい。

シンセをいじる時は、気持ちよく操作できるように配置することが重要だと思う。快適に操作できないと、持続できないし、すぐにやらなくなる。表示が見やすいことは重要だし、鍵盤と操作パネルが近くにあることも重要だ。なかなかに難しい。

H2

2018/03/23

Kurzweil K2500RでAkaiとEnsoniqのCD-ROMを読む

20180323f_pc2rk2500ronmontage6

K2000RJとK2500Rを開け、K2000RJに入っていた光磁気(MO)ディスクドライブをK2500Rに移した。K2500Rに入っていた1GBのHDDは外した。MOで540MBが使えるのであれば、その倍のHDDが必要かというと、あまりそういう気がしないからだ。

K2500Rのメモリーは、30ピンが8スロットあり、そのうち4スロットが埋まっていた。16MB×4本だろう。30ピンSIMMで1本16MBなんてものがあったんだなあ。我が家のK2000RJは30ピンの4MBが4本入っている。それを移せばK2500Rを80MBにできるかもしれないが、K2000RJにメモリーがなくなるのも惜しいし、奥まったところにあって作業が面倒そうなのでやめた。

MONTAGEの上、音源モジュールの一等地にK2500RとPC2Rを配置した。K2500Rは、独立出力をMONTAGEに入れ、エフェクトはそちらでかけることにした。エフェクトを別画面で操作する方がいいように思えたからだ。

K2000RJは512バイト/セクターのディスクしか受け付けないので、640MB MOは使えない。K2500Rはどうかと試してみたところ、同様のようだ。AKAI CDを230MBにしたものを入れて読み込ませて、ちょっと編集してみたのが下の音。

Acoustic Guitar


「20180323d_AcousticGuitar.mp3」をダウンロード

AKAI用のCDから波形を読み込み、エンベロープをディケイにし、アフタータッチでビブラートがかかるようにした。素のアルゴリズムだとフィルターがかからないのが新鮮。PC361にはモジュレーションホイールとアフタータッチの両方をコントロールソースに設定できるのだが、K2500Rではできないかも。FUNを使うしかないのかなぁ。

ディスクに保存する時に、1個のK25ファイルになるのは楽でよい。それをAwave Studio v10.4で開くとこんな感じに見える。
20180323g_acousticguitar1k25

PC3はユーザーサンプルを読み込ませることができないし、PC3Kはできるけど、AKAI対応ではないだろう。古いカーツウェルの存在意義はあるのかも。

MOを見ていたらEnsoniqのCD-ROMをMO化したものがあって、540MBだったので試した。なんと読み込めた。ベーゼンドルファーのピアノとおぼしきものを読み込んで作ったK25ファイルはこんな感じ。
20180323h_bosen1k25

音はこれ。

Bosendorfer


「20180323f_Bosendorfer.mp3」をダウンロード

昔のレコードを聴いているかのような音ではあるが、1MBに満たないサンプルであることを考えると、なかなかに面白い。その容量で、2個サンプルが入っていて、うねるのである。とりあえず左右に振ってみた。

H2

Kurzweil K2500Rを購入

20180323a_k2500_k2000

Kurzweil K2500Rを購入した。8万円+送料1714円。上の写真は、これまでもあったK2000RJの上にK2500を置いた様子である。上下にすき間があるのがわかっていただけるだろうか。ぽんと置いただけではネジ穴に合わず、持ち上げてネジを入れようとしたら指を切って流血した。血みどろである。譜面のノートをはさんで作業して、なんとかなった。K2000RJもK2500Rも、めちゃくちゃ重く、扱いが面倒である。

K2500Rが8万円は、安くはない。1990年代の音源を、今になって8万円で買うのはどうかと考え、オークションでも、安くなるのを待とうと考えていた。でも、どうしても欲しくなってしまったのだった。

K2000RJを使おうかと考え、どうも不満があるなー、と思ったことの第一は、バックライトが暗いことである。天井の照明を反射して、読めないことはないのだが、ちょっと悲しい。これを誰かに直してもらうとなると、それだけで数万円はかかる。それに、そもそも、依頼が面倒である。だったら、バックライトが明るいK2500Rを買う方が得策か、と考えた。

K2500Rには、他にもいくつか改良されたところがある。同時発音数はK2000RJは24音、K2500Rは48音だ。倍である。内蔵メモリーは、うちのK2000RJは16MBで、今回購入したK2500Rは64MBである。これだけあると、AKAIの32MBクラスを読み込めるであろう。ROMも、4MBのピアノが追加される。

で、届いてどうであったか。

上の写真でわかるように、ディスプレイの明るさはまぶしいほどである。これは楽だ。上の写真では機械のパネルに合わせて撮影したが、明るいディスプレイに合わせるとこうなる。
20180323b_k2500_001acousticpiano

プリセットの多くはK2000RJと共通であるが、770以降に4MBのピアノのプログラムがある。
20180323c_k2500_770concertpiano1

K2000のOSはROMチップ交換による更新であるが、K2500Rはフラッシュメモリーである。届いた時はバージョン2.16だったが、ダウンロードしたファイルを使って3.02に更新した。オブジェクトファイルも3.90に更新した。下の写真は、OSとオブジェクトの更新に使うブートローダーのメニューである。起動時にExitボタンを押して出す。押しっぱなしだと出ないので注意。
20180323d_k2500bootloader

フロッピーの調子が悪い気がして、MOやHDDでやろうとしたらうまくいかず、結局フロッピーで読み込ませた。うまくいってよかった。

この後に、音をいくつか紹介するが、今回は、K2000RJまたはK2500RのAES/EBU出力をオーディオインタフェースにつなぎ、外部エフェクトなしで録音してみた。デジタル出力に出すには、下の写真の画面で設定する必要がある。アナログをデジタルにして出しているのはK2000RJもK2500Rも同じで、フロアノイズは、おおむねマイナス70dB台である。
20180323e_k2500samplemode

それでは、K2000RJとK2500Rの音を少し。

K2000RJ 001 Acoustic Piano


「20180323a_K2000_001AcousticPiano.mp3」をダウンロード

K2000の1番ピアノである。安っぽいけど、でも、カーツウェル!っていう気分。

K2500R 001 Acoustic Piano


「20180323b_K2500_001AcousticPiano.mp3」をダウンロード

K2500Rの1番ピアノ。K2000と同じと言えば同じだし、違うと言えば違う。少し、まとまりがあるというか。音数があるせいだろうか。

K2500R 770 Concert Piano 1


「20180323c_K2500_770ConcertPiano1.mp3」をダウンロード

これはもうまったく違う。かなり丸い点が、PC2RやPC361の1番ピアノに近いと思う。ステレオのサンプルが入っていると思われる。ヤマハでいうと、EX5がステレオピアノの始めではなかったかと思う。それはずいぶんと愛用したのだが、それよりK2500RJに入っているこの音の方が、センスがいい。MOTIFと比べたら、MOTIFの方がちょっと上かも。

H2

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