Moog「moogerfooger MF-107 FreqBox」を購入
Moog Musicの「moogerfooger MF-107 FreqBox」を購入した。4万5375円。moogerfoogerの新品を買ったのは初。まだ新品が残っていたのか、と驚き、「毒食わば皿まで」の精神で買ってしまった。
moogerfooger MF-107 FreqBox with KORG M3 and Yamaha ProR3 Delay
KORG M3で鋸歯状波を独立出力に出し、MF-107のVCOの音だけを出した。後段にヤマハProR3をセンドリターンでつなぎ、ディレイをかけた。MF-107が搭載しているVCOは1個だが、和音を入れると和音に聞こえる。ビブラートもピッチベンドもかかる。お見事。
MF-107を買うべきかどうかは少し迷った。KIDのMF-107ページ 、Moog MusicのMF-107ページ 、YouTube動画とかを見ていると、ギターやベースで弾いているものが多く、キワモノに聞こえた。ただ、シンセベースを入れているものもあって、それは多少はっきりした音が出ていた。買おうと思わせた大きなきっかけはamazonに出ていたレビューで、「SH-01を入れたらよかった」というのに惹かれた。Sound On SoundのMF-107レビュー はPaul Nagle氏が執筆していて、SH-101を入れて具合がよく、「I ended by ordering one for myself.(自分のために1個注文した)」で締めている。けっこうシンセに向くエフェクターかもしれぬ、ということで購入した。
自分で使ってみての第一印象は、MF-107は、デジタルシンセをアナログ化するエフェクター、もしくはシンセ向きオーバードライブ/ディストーションというものだ。出音は実にローノイズで、モーグVCOを堪能できる。後段にフィルターがないのが心配だったが、それは杞憂で、問題なく楽音が出てくる。持っていないがMF-101と組み合わせればもっと面白いかも。後段を全部アナログで通せば、ライブで抜けるハイレゾ音が作れそうでもある。
上の例は鋸歯状波のリードであったが、他の音も試してみた。意外といいなと思わせたのがストリングスだ。
KORG M3 INT-A 008 Symphony Strings thru MF-107
M3のプリセットINT-A 008のSymphony Stringsを独立出力してMF-107に入れ、MIXは9時方向。ディレイが左に残るのは、ProR3へのセンドレベルに左右ずれがあったためで、特に意図はない。ローファイになり、昔のサンプラーみたいである。
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