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カテゴリー「Mutable Instruments」の5件の記事

2020/03/04

Mutable Instruments Ambikaで自分の最初の音を作る

20200304a_mutableinstrumentsambikasaw1

Mutable Instruments Ambikaで自分の音を作ることを始めた。Ambikaは128プログラムを格納できるバンクがAからZまである。自分の音は、とりあえずDバンクの先頭から保存している。Ambikaの音色のストレージはSDカードであり、それをパソコンに挿してバンクを操作できる。インターネットでダウンロードした他の人の音色を入れるのが簡単で嬉しい。

とりあえず今日の1音。

Ambika Saw1

オシレーター1個で鋸歯状波(saw)を出した。EG1をVCAにかけ、LFO1をオシレーター1と2にかけてビブラートを可能にしている。モジュレーションホイールによるビブラートは、マトリクスのモジュール14で、lfo1→osc1+2(表示は「~1+2」)、アマウント16でかけて設定している。アマウントが16でも、モジュレーションホイールを上げなければビブラートはかからない。この設定ができるのは、モジュール14だけではないかと思う。

アフタータッチによるビブラートは面倒であった。モディファイアーの1でlfo1→aftr、オペレーションattn(アッテネーション)を設定し、モジュール1でmod1→~1+2、アマウントを16とし、オシレーター1のレンジをマイナス1としている。このかけ方が正しいのかどうかはわからない。もっとうまいやり方があるのかもしれない。

init機能を使った初期設定では、EG3がVCAにかかっており、ビブラートはLFO4(ボイスLFO)で行われている。LFO1でビブラートをかけ、EG1をVCAにかけるようにしたのは、その2つが同一画面にあるため、設定が楽だからだ。

今回の録音では、SPX2000の「STEREO DELAY」をかけている。Pa1000のシーケンサーに録音し、クォンタイズをかけた。

Pa1000のシーケンサーが、リワインド時などにコントロールチェンジをたくさん吐き出すという問題は、MIDI-OXで回避した。

20200304b_midioxcontrolchangefilter

MIDI-OXでルーティングし、コントロールチェンジは、cc#1(モジュレーションホイール)、cc#7(ボリューム)、cc#64(サスティンペダル)以外をシャットアウトした。これでPa1000のシーケンサーでAmbikaを演奏できるようになった。

MIDI-OXが時々ハングアップすることがあって、何が原因だろうと思っていたが、パソコンの操作をしないで一定時間が経過し、ロック画面に移行するとまずいような気がしたので、とりあえずロック画面への移行を止めてみた。

今回の録音で使った音は5ボイスのポリモードである。モノでレガートをオン、というのもやってみたが、それだけだと5ボイスユニゾンになってしまい、モノにはならない。本当にモノにするには、VOICESページでパートへのボイス割り当てを1個にしなければならない。ライブで使う気にはなれないシンセだなぁと思う。

Ambikaは独特の魅力があるように感じる。それが何なのか、まだよくわからない。

H2

 

2020/03/01

Ambikaのファームウエアを更新し1ボイスを失う

20200301d_ambika57_v1_0

よせばいいのにAmbikaのファームウエア更新をした。Phase57 で公開されていたものだ。コントローラーとボイスカードの1~5はうまくいったが、ボイスカード6は壊れ、異音を発するようになった。

他のところで代替ファームウエアをダウンロードして試したが、どれもうまくいかない。やれやれ。5ボイスになってしまったぜ。

ポリのパートをMIX出力に出し、モノのパートをMIX出力に出さない、ということはできないようである。となると、独立出力を使う際は、MIX出力をあきらめるしかないのだろうか。ポリで使うか、モノ5パートで使うか、どちらかを選べということになるのだろうか。

H2

Mutable Instruments Ambikaを購入

20200301b_mutableinstrumentsambikaonwald

Mutable Instuments Ambikaを購入した。4万9000円+送料1100円。仮にWaldorf Blofeld Keyboardの上に置いている。色が同じなのが面白い。

Mutable Instrumetsのこのころの製品は、設計とソフトウエアなどをオープンソースにして、基板は別の会社?だっけ、で、購入者が部品を買って組み立てる、というものであったと思う。そのため、外観は様々で、仕様も様々である。うちに来たのが、たまたま白だった、ということだ。

Mutable Instrumentsのシンセは、Shruthi XTを買ったことがある(リンクはこちら)。デジタルオシレータ、アナログフィルターのモノシンで、それなりに気に入ってはいたが、時間をかけて使ってはいなかった。今回Ambikaが出ていて考えたのは、Shruthiが6音ポリになるなら欲しいなあ、であった。珍しいので買ってしまった。

届いて音を出し、ん?と思ったのは3音ポリであったことだ。VOICE/PARTインジケーターも3つしか点灯しない。これはもしかしてボイスボードが3枚しか入ってないのか?とがっくりした。

開けてみたら、6枚あるようだった。

20200301c_mutableinstrumentsambikainside

VOICESボタンを押して、Partの2に割り当てられている3ボイスを解除し、Partの1にすべてを割り当てたら、6ボイスで鳴った。ふぅ。

今改めて上の写真を見ると、1枚だけオレンジなのが気になる。部品の配置も違うし。音は同じなんだろうか?

とりあえず、ライブラリの最初の音を録音した。LIBRARYボタンを押してEDITつまみを回すとプログラムを選べる。EDITつまみを押すとバンク選択ができる。バンクはAからZまであるようだが、かなりの部分はエンプティである。

A000 Junon

ローランドJunoへのトリビュート(賛辞)を込めた音。Ambikaは、何に近いかと言えばやっぱりJunoであろう。手弾き無修正、エフェクトなし。

とりあえず、6音鳴ってくれて本当によかった。ほっとした。我が家にある近いシンセはαJuno2とMKS-50があるが、前者は鍵盤のベロシティがこけている部分があるし、もともとエディットがしにくい。後者はボタンの反応が良くない。そんなわけで、使いやすさではAmbikaかなぁ、と思う。

ただ、今の場所ではBlofeldのつまみを回しにくいので、Ambikaはしまいこむことになるかもしれない。でも、Ambika、けっこう音がいい気もするので、しまいこむのは惜しいかも。

後に音を鳴らしていたところ、ボイス6の音量が大きいことに気付いた。やはり、ボードが違うらしい。ポリで使う場合にはボイス1~5を割り当て、ボイス6はモノで使う方がよいかもしれない。

H2

 

2019/11/17

KORG prologue-16のユーザーオシレーター/ユーザーエフェクトにぞっこん

20191117a_useroscillators

コルグprologue-16に、インターネットで探してきたユーザーオシレーター/ユーザーエフェクトを入れてみている。この機能はオマケ的なものと思っていたが、いざやってみると、感動的だ。

シンセに波形を仕込む、というのはヤマハEX5、クラビアNord Waveなどでやってきていて、これはこれで、音を作るのに力が入って楽しい。特に、その会社の波形じゃないものを入れると、キャラクターが広がる気がして嬉しい。prologueとminilogue xdは、波形ではなく、オシレーターのプログラム(アルゴリズム)を入れられる。これは、パラメータ設定で変化させられるので、波形にはない楽しみがある。エフェクトも、なかなかに激烈で楽しい。

最初の画像は、現在入れている16個のユーザーオシレーターの一覧である。そのいくつかを使って音色を作り、演奏して録音した。以下に示す。

OrigamiLead

OrigamiDirtBoxSynthの手によるもので、販売もしているが、ニューズレターにサインアップすると無料でもらえる。文句なくいい音で、パラメーター設定による音の変化の幅も広い。パラメータにADSRとそのアマウントがあり、時間に沿った変化も付けられる。技術力を感じさせる。

Mo2addOrgan1

先日の記事と音色名は同じだが、中身は変わっている。eurorack-prologueの一つ「mo2_add」を使っている。「ハーモニック・オシレーター」と説明されているが、加算タイプと考えてもよさそうだ。eurorack-prologueページでは、Mutable Instrumentsのオシレータをprologue/minilogue xd/NTS-1に移植したものを公開している。Mutable Instrumentsはオープンソースを標榜しており、ソースコードを他の人が使えるのであろう。Mutable Instrumentsの人の技術力も、移植をした人の技術力も敬服に値する。eurorack-prologueのオシレーターの特徴は、「LFO2」を持っていることだ。prologueはLFOが1個しかなく、それを残念に思っていた。LFO内蔵のユーザーオシレーターを使うことで、ある程度カバーできる。すごい。ただ、この音色でそれは使っていない。

Mo2fmCello

eurorack-prologueのFM(Frequency Modulation)オシレーター「mo2_fm」を使った。FMはprologueの標準装備品であるが、mo2_fmは使いやすそうである。これもLFOを内蔵している。

Mo2Granular

eurorack-prologueの「mo2_grn」を使った。Granular Formant Oscillatorなのだそうな。美しい。 

Mo2String

eurorack-prologueの「mo2_string」を使った。私が使った限りでは、弦をはじいた感じ、もしくは打楽器系の減衰音しか出ないように思う。それはそれで、アナログオシレーターのサスティンと組み合わせて使うことが考えられ、魅力的ではある。この音は、日本の箏(こと)をイメージして弾いた。

Mo2vaSawBrs

eurorack-prologueの「mo2_va」を使った。vaはおそらくバーチャルアナログであろう。SHAPEノブを回すと、三角波、鋸歯状波、パルスに美しく変化する。ここでは鋸歯状波でブラスを作ってみた。ちょっと弱々しいのが面白い。

Mo2wshPiano

eurorack-prologueの「mo2_wsh」を使った。wshは、waveshapingの略。おおこれはピアノに好適、と思ったが、持続音も出るので、他の音も作れる。

Mo2wtaPiano

eurorack-prologueには「mo2_wta」から「mo2_wtf」まで6個のウェーブテーブルオシレーターがある。元は一つだったらしいが、prologueのユーザーオシレーターに容量制限があって分割したという。この音色では使っていないが、SHAPEを回すと波形が変わるので、LFOでSHAPEを変化させるだけで、waldorf microwave的な楽しさが得られる。素晴らしい。

ModalResonat

eurorack-prologueの、ここまで紹介したオシレーターは「Plaits」から移植したものだが、この音色で使っている「mod_s」(Modal Resonator)は「Elements」から移植したという。prologueの制限がいろいろあって、「真のエクスペリエンスのためにはElementsを買ってね」と述べている。上の「mo2_string」と同様に、減衰音しか出ないと思う。ただ、この味も捨てがたい。

WavesPiano

Waves(osc-waves.prlgunit)は、コルグがprologue Sound Librarianの一部として配布しているユーザーオシレーターだ。情報がほしくて検索してみたのだが、「Wavesは、2つのメインとなるウェーブ・テーブル・オシレーターと、必要に応じてリング・モジュレーション・ソースとして使用できるサブ・ウェーブから構成されています。ミックスされた出力のビット深度は、ローファイ・エフェクトによって低くすることができます」という説明しか見付けることができなかった。いい音だとは思うが、使い方がわからないので、削除候補の一番手である。

Chips2Pwm

hammondeggsmusicの「Chips 2.0(chips2)」を使った。hammondeggsmusicの技術力も大したもので、出せる音がとても幅広いオシレーターである。同じ作者の他のオシレーターも試したいが、スロットが空いていない。この音色では、Sync/Waveパラメーターを「1」にして、SHAPEノブでPWMをかけた。SHIFT+SHAPEでPWMのレイトを変えられる。prologueが本来備えるLFOをPWMではないことに使えるので、最後にフィルターのカットオフを変化させてみた。

hammondeggsmusicのユーザーエフェクトも入れてみた。まずはユーザーモジュレーションエフェクトを2つ。

20191117b_usermodulationfx

Buckets!

hammondeggsmusicの「Buckets!」を使用。説明には「Buckets is a triple BBD style dual LFO chorus reminiscent of 1970's string machine choruses」と記されている。鋸歯状波にBuckets!をかけるだけでこの音になる。感動した。私が真っ先に連想したのはローランドJUNO-6の3ボタンコーラスである。あのコーラスはすさまじくて、コーラスを入れることで別のシンセになった。Buckets!の場合は、つまみでレイトと深さを変えることができ、浅くかけられる。

Hera

hammondeggsmusicの「Hera」を使用。説明には「Hera is an 80's inspired dual bucket-brigade style delay」と記されている。デュアルな分だけ、少し薄味なのかも。こちらの方がJUNO-6に近いかもしれない(参考サイト ) 。ちなみに私はJUNO-6/60を買ったことはない。ただ、αJUNO-2、MKS-50、SYSTEM-8は持っている。

次に紹介するのは、hammondeggsmusicが出している、ユーザーディレイエフェクトである。

20191117c_userdelayfx

Arrhh!

鋸歯状波にエフェクト「Arrhh!」をかけるとこの音になる。「A vocal formant filter delay FX」であるという。一つ残念なのは、ディレイ/リバーブブロックでこれを使うと、ディレイやリバーブをかけられないことだ。外でかけることになるだろう。今回の録音では外でかけてはいない。

prologueは名機である。ユーザーオシレーター、ユーザーエフェクトがこれほど面白いものとは思わなかった。久々に音色作りに熱くなった。スロット数が限られているのが残念。将来後継機を作るとしたら、増やしてほしい。後継機を出せるほど、売れているかというと疑問だが。

私もやってみたい、という人に一つアドバイス。音色切り替え時にユーザーオシレーターなどをロードすると、それなりに時間がかかる。赤いLEDにオシレーター名が表示されるまで、弾くのを我慢した方がよいようだ。たまに、ロードに失敗し、16ボイス中のいくつかが、変な音で鳴ることがある。

となると、ライブで使うのは怖いかなぁ。

H2

2018/12/19

Mutable Instruments Shruthi XTを購入

20181219a_mutableinstrumentsshruthi

Mutable Instrumentsの「Shruthi XT」を購入した。2万2000円+送料960円。

Mutable Instrumentsは、設計をオープンにし、基板を売ったりしていたようだ。それを作ってケースに入れる、みたいな感じである。現在では、設計をオープンにするのは相変わらずで、でも、DIYに興味がない人も多いだろうということで、ユーロラック・モジュラーを製造・販売しているようだ。

Dorpferが始めた(と思う)ユーロラック・モジュラーはずいぶんと受け入れられたなぁ、と思う。それによって、ガレージメーカーとも呼ぶべきシンセメーカーがずいぶんと出てきた。大手と違う自由な発想でシンセを作っており、いいなぁ、と思っていたのだが、A-100のカスタムがうまく扱えなくて売り払った私としては、ユーロラック・モジュラーに再挑戦するのは、なかなかハードルが高いことである。

ガレージメーカーは他にもあって、REONなんかはモジュラーじゃなくてボックスを作っていたりして、それも欲しいなぁ、であったのだが、なかなか買う機会がないまま今日に至る。

で、Shruthi XTがオークションに出ていたので、買ってしまったのであった。音色をメモリーできて、なおかつ音色に名前が付けられるというのは、私にとってはありがたい。パッチケーブルや端子の酸化を気にする必要もない。ケーブルでつまみが回しにくいということもない。やはり、コンボタイプが好きなのである。

まずは音を少し。

Saw1の1


「20181219a_Saw1_1.mp3」をダウンロード

既にセットされていた音色が正しく鳴っているのか疑問であったため、ネットにあったマニュアルを見て音色をイニシャライズし、鋸歯状波を一つ出してリードを作った。初期状態で、モジュレーションホイールでビブラートがかかるようになっている。モジュレーションマトリクスの最後の一つ(12番)は、LFO1がオシレータのピッチを変えるように設定されており、最後の一つは、モジュレーションホイールが自動で効くようになっている。アフタータッチでもビブラートをかけるには、lf1とaftにprdオペレータ(演算子)をかけたop1を作り、それをソースにしてピッチにモジュレーションを組む必要がある。また、ざらついている感じがあったので、もう一つオペレータop2を用意し、op1とop1をlagに送って、それをピッチに送るモジュレーションマトリクスも追加した。それだけやっても、ビブラートをかける時にざらつく感じは残る(後でファームウエアを1.02にしたら、若干改善された気はした)。

Saw1の2


「20181219b_Saw1_2.mp3」をダウンロード

上の演奏のメロが拍外れで、ピッチベンドもへたくそだったので、もう一つ録音してみた。SPX2000でディレイをかけている(今回はすべて同様)。

あと、高域にはかなり漏れがあるようだ。スペアナで、上のSaw1を見るとこんな感じである。
20181219b_saw1

32kHzより上で、意味もなくバーが上がっている。まじめに使う場合には、イコライザーかLPF(ローパスフィルター)で切った方がいいかもしれない。

一応、音が出ることを確かめた上で、ファームウエアのバージョンを上げることにした。ネットに1.02があったからだ。現在入っているものが何かは、わからない。マニュアルをざっと見た限り、バージョンを表示する機能はないように思う。

ファームウエアはシステムエクスクルーシブファイルで、マニュアルには、Elektronの「C6」を推奨すると書いてある。C6でやろうとしたのだが、C6の操作方法が違うのか、うまく送れない。MidiOxで送ったら更新失敗。げ、これでもうゴミか、と冷や汗が出たが、自作のSynCtrlで送ったらうまく入った。

バージョンアップしたら、心なしか、ビブラートがなめらかになったような気がした。

プリセットは前ユーザーのものがいくつか入っていて、バージョンアップしたら、そのいくつかは、まともに鳴るようになった。

moof?


「20181219c_moof.mp3」をダウンロード

moogのもじりなんでしょうなぁ。今回はMR-2000SでDSFに録音して、それをAudioGateで加工しているのだが、このファイルは、AudioGateでノーマライズしただけだと音量が小さかったので、WAVにしてSound Forgeでコンプレッサーをかけた。

到着初日の印象としては、コンパクトだし、サイドウッドがあるし、音色をメモリーできて音色名を表示してくれるし、画面は見やすいし、464音色保存できるし(EEPROMが入っているのだろう)、つまみはあるし、アフタータッチでビブラートがかけられるし、モジュレーションホイールでもビブラートをかけられるし、cc#7で音量を調整できるし、ということで、けっこう満足度が高い。

音色については、うちに来たShruthiは、「Dual SVF filter board」を搭載したものではないかと思う(開けて確認したわけではないが)。SSMの2164を2個使ったフィルターだ。他のフィルターを積んだShruthiは、また違う音が出るのであろう。

いや、やっぱり、買っちゃいますなぁ…。

H2


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