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カテゴリー「Radikal Technologies」の3件の記事

2018/10/15

AcceleratorにMTP AVでcc#7を供給する

20181015f_miditimepieceav

Radikal TechlologiesのAcceleratorにボリュームペダルをどうつなぐか、というのを試行錯誤している。これまでMONTAGE 6からcc#7を送っていたのだが、2段鍵盤になっているのだから別の音色を弾けた方が楽しいような気がするし、Acceleratorを弾くのにMONTAGEの電源投入が必須というのも、いかがなものかということになった。

で、AcceleratorのMIDIをMOTU MTP AVの8番に双方向でつなぎ、FC7をMTP AV前面のペダルB端子に接続し、FC7の信号を8番入力のcc#7として挿入し、8番入力を8番出力にルートし、Acceleratorのローカルをオフ、という設定をした。これで、AcceleratorとMTP AVの電源をオンにすれば、Acceleratorの音量調整をペダルでできる。MTP AVの設定はパソコン側でできるので助かる。

音を出すには、O-2031とプリメインアンプLUXMAN L-430の電源も入れないといけない。でも、オンにすべき電源スイッチは計4個だから、まだ少ない方である(タメイキ)。

H2

Radikal Technologies Accelerator、最初に作った2音色

20181015a_saw1

昨日届いたラディカル・テクノロジーズのAcceleratorを触っている。昨日はアフタータッチの検査のために鋸歯状波一発の「Saw1」を作ったが、ディレイをかけたりして、少しまともにした。この音色は、今後音を作る場合のテンプレートにもするので、私にとっては大切である。

Saw1


「20181015a_Saw1.mp3」をダウンロード

鋸歯状波一つで、アフタータッチでビブラートがかかるようにしたもの。モジュレーションホイールでもかかるようにした。演奏で使ったのはアフタータッチだけだが。

VCO1の設定は下のようになっている。
20181015b_saw1vco1
ウェーブフォームは「54」である。最初の0で正弦波、最大の96で矩形波になるようだ。

モジュレーションマトリクスの画面を下に示す。
20181015c_saw1mod

LFO1で音程(TUNE)を揺らし、そのデプスをアフタータッチまたはモジュレーションホイールで変えられるようにした。

続いて作ったのは、上記のウェーブフォームを96にしたパルスリードである。

Pulse1


「20181015b_Pulse1.mp3」をダウンロード

パルスリード。少し歪みっぽい気もするが、今回はAcceleratorのアナログ出力から、O-2031→MR-2000Sという経路なので、O-2031で歪んでいるかもしれない。

作った音色をパソコンに保存するにはどうしたらよいのだろう、とマニュアルを調べてみたが、1パフォーマンスずつダンプするしかないようだ。SYSTEMボタンを押し、下ボタンを5回押すとこの画面になる。
20181015e_sendcurrencperformance

上で紹介した2音色のシステムエクスクルーシブファイルを以下に示す。

「A0_0_Saw1.syx」をダウンロード
「A0_1_Pulse1.syx」をダウンロード

A0_0_Saw1.syxをパソコンからAcceleratorに送ると、A0.0にその音が入る、はずだ。ただ、音色がうまく切り替わる時も切り替わらないこともあるようだ。操作なしでセーブされるのか、セーブ操作が必要なのかもよくわからない。送る際は、自分の音色を消さないように、あらかじめバックアップを作っておいていただきたい。

最初はシングル音色をオーディションしていたのだが、パフォーマンスの方が面白いようだ。最初のパフォーマンス2個を消してしまったが、まあ、2個消しただけなので、あきらめよう。とりあえず、A4.9まではシステムエクスクルーシブファイルを作っておいた。

Acceleratorの鍵盤は悪くないが、アフタータッチは完璧とは言い難い。白鍵で111程度(6F)、黒鍵で100程度しか最大値が出ない。Acceleratorの画面でも、MIDIで受けてもそんなもんである。また、鍵盤によってばらつきがある。そんなわけで、Acceleratorの鍵盤に合わせてアフタータッチビブラートを設定すると、MONTAGEで弾いた時にかかり過ぎだと思ったりする。なかなかに悩ましい。

一方で、音色は、なんか、いい感じである。Saw1もPulse1も、いい感じの透き通り方と太さがある。高域があるせいか、と言いたくなるが、それは根拠がない。エフェクトはディストーション、ディレイ、フェイザー、ロータリー、コーラス、リバーブ、EQが直列という、海外製のシンセとは思えないような充実ぶりである。上の音色ではディレイを少しかけているだけだが、いい感じに甘い。

やっぱり、アフタータッチビブラートがすっとできるシンセが好き。

H2


2018/10/14

Radikal Technologies Acceleratorを購入

20181014a_radikaltechnologiesaccrel

Radikal Technologies(ラディカル・テクノロジーズ)の「Accelerator」を買った。9万5000円+送料2030円。Vintage Synth Explorerのページによると、2011年に発売されたシンセであるらしい。最初に出た時は価格が私の守備範囲外だったので興味がなかったが、中古で15万円くらいで出ているのを見てマニュアルを読んだりした。

96kHz、24ビットのデジタル光出力がある、というのに惹かれた。内部処理が96kHzなのかもしれぬ。だとすると珍しいし、デジタル出力を持っているというのはさらに珍しい。動画などで音を聴くとどうやら好みの音である。

アフタータッチ付き61鍵でピッチホイール、モジュレーションホイールを装備し、エクスプレッションペダルとサスティンペダルを接続できそうだ。この要件を満たすシンセというのはあまり多くなく、自分が持っているものとしては、ヤマハのEX5とMONTAGE 6、DSIのProphet '08、Alesis Fusion 6、Studiologic Sledge、Kurzweil PC361だけである。PC361はモジュレーションホイールとアフタータッチの動作がおかしい。今後も、いろいろと壊れていくと考えられるので、マスターキーボードとして使えそうなものは、試してみたくなってしまう。

ただ、15万円強というのはちょっと手を出せないなー、と思っているうちに売れてしまった。オークションで12万円で出て、でも、MONTAGE 6とProphet '08を動かすのは嫌だから、だとするとprologue-16をどけるしかないのか…と逡巡していた。いろいろ理由付けて、買わないようにしようという気持ちも、少しはあるのだ。それが、10万円になり、9万5000円になって、我慢しきれずに買ってしまった。

すべてを初期化する、という機能が見当たらず、電源を入れた時の画面がマニュアルと異なったりして、えらく使いにくい…というのが最初の印象。サスティンペダルの極性設定がないので、コルグはダメでヤマハのスイッチをつないだ。エクスプレッションペダルはヤマハFC7の方が、ローランドEV-5より適しているようだ。エクスプレッションペダルで音量調整をしたい、と試みたが、これは、いくらやってもうまくいかなかった。モジュレーションマトリクスで、「EXP」または「EXPM」をソースにして音量の制御をしようとしても、できない。エクスプレッションペダルのデータcc#11を外には出力できて、外の音源の音量は変えられる。外からcc#11を入れてもうまくいかない。しかし、外からcc#7を入れると、音量を変えられる。音色を変えてもcc#7の値は保持されるようでもある。

そんなわけで、当面は、MONTAGEからcc#7を入れて使ってみることにする。

マニュアルには「additional SPDIF-Output」と記載されていたので、これはオプションだろうと思っていたら、今回買ったものには付いていた。これは嬉しかった。なかったら注文を考えようかと思っていたくらいだから。Eventide Eclipseに入れてサンプリング周波数変換あり、に設定し、さらにADI-8 DD→Fireface 800→dbx QUANTUM→MR-2000Sへと送れた。

さて、22kHz超の高域はあるだろうか。

ノイズをフィルターオフで出した様子がこれ。
20181014b_radikalacceleratornoisefi
25k4のバーまでは落ち込みが見られないので、けっこう上がありそうである。

LPF24を入れて、カットオフ最大(255)、レゾナンス最大(127)にした様子がこれ。
20181014c_radikalacceleratornoiselp
この状態だと汚らしく発振しており、まるで音楽的ではない。

レゾナンスを120に落とすとこうなる。
20181014d_radikalacceleratornoiselp
カットオフ周波数は8kHz近辺なので、これが最大値だとすると、かなり低い。キーボードフォローではこれ以上上がらないように思えたが、EG使ってもだめだろうか。

と、ここまでの観察で、22kHz超はありそうだが、フィルターの最大周波数が低めで、22kHz超を実際に出すのはきついかも、と思った。

でも、弾いていて気付いたのだが、下の図のように上が飛び出てくる時がある。これは、「Sweep Pad 2」という音色で、周期的に上が飛び出てくる。
20181014e_radikalacceleratorsweeppa
このシンセは、エラーまたは漏れとして高域を出すシンセなのかもしれぬ。

ではその音を。

A7.0 Sweep Pad 2


「20181014a_SweepPad2.mp3」をダウンロード

セットA(セットはAからEまである)の、Padバンクの1番に入っている音色。上のMP3ファイルでは感じられないかもしれないが、サンプリング周波数96kHz→アナログの環境で鳴らすと、上がキンキン来る。SYSTEM-1mや8よりもハイが豊かかもしれない。

アフタータッチがちゃんと効くかも、私にとっては重要だ。

Saw1


「20181014b_Saw1.mp3」をダウンロード

プリセットでアフタータッチをあまり使っておらずわかりにくかったので、初期音色をいじってアフタータッチビブラートをかけてみた。かけ過ぎのきらいもあるけれども。エフェクトは、どうやったらかけられるのか、まだ試していない。

背面には「MADE IN GERMANY」とシールが貼られていた。ドイツ製のシンセで鍵盤付きのものを買ったのは今回が初だと思う。Access Music、Waldorf、Doepferとかに通じる、ドイツっぽさを感じる。

使っていて不満を感じる部分は多々ある。ロータリーエンコーダーにどうしてクリックがないんだろう?というのがその一つ。ページ切り替えや音色切り替えに使う中央部のエンコーダーは、クリック付きにしてほしかったなぁ。

H2

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