TL Audio PA-2001は死んではいないようだ
先日「Ozone 9」というソフトを衝動買いし(記事はこちら)、販売店の若干のポイントが貯まった。これが、消滅までの期間が約1カ月と短いので、それをあきらめるか、何か買うかを考えねばならない。
真空管でも買ってみるか、と考えた。TL Audioの真空管プリアンプ「PA-2001」の、4チャンネルのうち一つが死んでいたはずで、真空管を代えれば直るかもしれない。出してきて、どこのチャンネルが死んでいて、そこに使われている真空管が何か調べようと考えた。
MONTAGEの独立出力からBOSSのダイレクトボックス「DI-1」へ信号を入れ、そこからPA-2001につなぐ。チャンネル1から順番に試したところ、どれも音が出た。あれ?
チャンネル4を通して弾いた音がこれだ。
Yamaha MONTAGE "FullTinesh" with t.c.electronic Reverb 4000 "AMS NonLin A"
MONTAGEは独立出力から出した場合マスターエフェクトはかからない。FM音源ピアノをモノで録音するのもしのびなかったので、t.c.electronicのReverb 4000で少し響きを付けた。ちょっぴり歪みが入っているが、この音色と演奏の場合、その歪みはプラスと思う。
驚いたのは、ノイズフロアが低いことだ。マイナス80dB程度得られている。ただ、セッティングはけっこう難しく、ちょっとずれると歪みがきつくなる。MONTAGEの方で出力をマイナス6dBに下げ、DI-1のアッテネーターはマイナス20dB、PA-2001の方はINPUT GAIN9時、OUTPUT3時くらいに調整した。PEAKインジケーターが時々点灯する程度にすべきであるようだ。
PA-2001を買ったのは2000年ごろだった。Fostex RD-8を練習スタジオに持っていってバンドの録音をする、ということをしていて、PA-2001とMackie 1202をプリアンプとして使っていた。正直、うまく録音できていたとは思わない。
PA-2001のレベルを設定するには、静かなモニタールームでスピーカーで聴きながら、が望ましいと思う。音源と同じ部屋でヘッドホンをかけて、というのは無茶だった。
とりあえず、PA-2001の真空管交換は見送りかなぁ。
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