Waldorf Blofeld KeyboardをDTM用キーボードとして使う
ここ数日、センターの机で使うDTMキーボードが欲しいなぁ、と物色していた。DTMキーボードはこれまで3製品を購入したのだが、どれも決定版となっていない。
最初に買ったKORG nanoKEY2は、コンパクトでよろしいのだが、ピッチベンドとモジュレーションがボタンで、思うように動かせない。次に買ったKeith McMillen InstrumentsのQuNexus K-708は、アフタータッチがあるのは良いのだが、ピッチベンドとモジュレーションのボタンは、少なくとも私が入手したものは、使い物にはならない。
KORG nanoKEY Studioは、パッドをノートに割り当てることができて8音分拡張できるし、つまみをcc#1に割り当てることができる。ただ、ピッチベンドはせり上がりができない仕様で、これもやはり使い物にならない。
DTM鍵盤でないものとしては、Novation Bass Station IIも試した。USB給電で動作し、つまみ類はソフトシンセのコントロールに使える。鍵盤にはアフタータッチがある。ただ、奥行きがけっこうあるので机のスペースがなくなり、パソコン用キーボードをうまく置けない。USBケーブルを常時接続しておいてパソコンの上にしまうには大き過ぎる。
ということで、nanoKEY Studioに戻っていたのだが、どうも納得できなかった。
だとすると、私が欲しいDTM鍵盤はどのような仕様のものだろうか。
・鍵盤数は37鍵から49鍵程度
・できればアフタータッチ付き
・できればピッチベンドとモジュレーションはホイール
・USB給電で動くことが望ましい
・サスティンペダル接続端子がほしい
・ケーブルは横出しが望ましい
と、いくつか要件を挙げただけで「そんなもんないわ」という結論になる。だとすると、いくつかの要件をあきらめて探すしかないわけだ。
手持ちの機材で何とかならないか考えた。今日最初に試したのはNord Lead A1である。薄い(高さがあまりない)のは好感触だったが、左手で使うマウスがかなり左に行ってしまい、鍵盤からマウスへ手を移動させるのが億劫であった。
続いて置いてみたのが、上の写真のBlofeld Keyboardだ。ホイールの位置が鍵盤の左ではなく鍵盤の上なので、その分マウスが近くなる。ケーブルが奥出しだし、本体の厚みもけっこうあるのでキーボードを奥に置くのは難しいが、上面の余白に置ける。センターに置けないので文章を書くのはつらいが、ファイル名を付ける程度であれば問題ない。
ただ、ケーブルはけっこう多く必要になる。電源、USB、サスティンペダル、音声出力(2本)だ。サスティンペダルと音声出力は、使う時だけつなぐ、という感じだろうか。
では、音をお一つ。
Waldorf Blofeld "Blo Choir T"
どのセットに入っていたものなのか、記憶が定かでない。ファクトリーのSysxのどれかに入っていたものだと思う。Behringer ULTRA-DI DI20→UA-S10→Sound Forgeという経路で録音した。最後の伸ばしではアフタータッチを使った。モジュレーションホイールを使うと派手に変わるのだが、今回の録音では、両手を鍵盤に乗せていたため、モジュレーションホイールを回してはいない。
UA-S10からMR-2000Sへの経路はないので、BlofeldをMR-2000Sで録音したい場合は、INTEGRA-7→Eventide Eclipse→dbx Quantum→MR-2000Sという経路を使うことになるだろう。
H2